
今回はこんな要望にお応えします。
テクスチャの基本的な使い方は
1.[素材]パレットから[キャンバス]にドラッグ・アンド・ドロップ
2.「合成モード」を変える
3.「不透明度」を変えるだけ!
言葉だと難しいですが作業はとっても簡単です。
例えば、
・紙に描いたような質感を表現できたり
・イラストに色や模様を付けたり
などなど…
むっちゃ楽しくなります。
前置きはこの辺にして、さっそくテクスチャの使い方を見ていきましょう!!
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1.クリスタのテクスチャの使い方【基本編】
まずはクリスタでの基本的なテクスチャの使い方です。
完成イメージはこんな感じ★

テクスチャを使う前と使った後 イラストに質感が追加される
1-1.【前提(準備)】
「着色済みのイラスト」を用意しておきましょう。

テクスチャを使う前に着色済みのイラストを用意しよう
テクスチャは一般的に、作業終盤で適用されます。
(コレはクリスタに限らず絵において「質感」の重要度が比較的低いからです。)
人によっては初めからテクスチャを適用していく場合もあります。
その辺は、色々試しながら自分のスタイルを探っていきましょう。
僕は終盤でテクスチャを適用してます。
そんなわけで今回はとりあえず、このイラストを用意してみました。
1-2.素材パレットを開く
![クリスタの[ウィンドウ]メニュー→[素材]→[素材[〇〇]]を示した画像](https://mocoartcook.com/wp/wp-content/uploads/2020/06/texture-use-002-1.png)
[ウィンドウ]メニュー→[素材]→[素材[〇〇]]を選択
素材パレットが開きます。
素材パレットには、クリスタで使える色んな素材がまとまっています。
▼[単色パターン]の文字の左にある「>」をクリック
![クリスタの[素材]パレットで[単色パターン]の左にある「>」マークを示す画像](https://mocoartcook.com/wp/wp-content/uploads/2020/06/texture-use-002-2.png)
[単色パターン]の左にある「>」マークをクリック
そうすると単色パターンのグループ分けされた内容が表示されます。
![クリスタの[素材]パレットで[単色パターン]内のグループが表示された画像](https://mocoartcook.com/wp/wp-content/uploads/2020/06/texture-use-002-3.png)
「>」マークをクリックするとグループ分けされた内容が表示される
▼[テクスチャ]をクリック
![クリスタの[素材]パレットで[テクスチャ]のグループをクリックしている画像](https://mocoartcook.com/wp/wp-content/uploads/2020/06/texture-use-004.png)
[テクスチャ]をクリックする
クリスタのテクスチャ素材が表示されます。
1-3.素材をキャンバスにドラッグ・アンド・ドロップする
好きな素材を適用してみましょう。

今回は「画用紙」のテクスチャを適用
![キャンバスにドラッグ・アンド・ドロップしたテクスチャが[レイヤー]パレットに追加されている画像](https://mocoartcook.com/wp/wp-content/uploads/2020/06/texture-use-006.png)
[レイヤー]パレットにテクスチャが追加される
レイヤーパレットにドラッグ・アンド・ドロップしてもテクスチャを適用できます。
![「画用紙」テクスチャを[レイヤー]パレットにドラッグ・アンド・ドロップしている画像](https://mocoartcook.com/wp/wp-content/uploads/2020/06/texture-use-007.png)
[レイヤー]パレットにドラッグ・アンド・ドロップしてもテクスチャは適用できる
コレで画用紙のテクスチャが適用されました。

テクスチャをドラッグ・アンド・ドロップしただけの状態

テクスチャって黒くなっちゃうの??

そのままだと「単色パターンの素材は白黒」なんだ
だから「合成モード」を変更して絵になじませないといけないんだよ★
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1-4.レイヤーの「合成モード」を変更する
「合成モード」を変更してテクスチャを絵になじませていきます。
![[レイヤー]パレットでテクスチャのレイヤーを選択している画像](https://mocoartcook.com/wp/wp-content/uploads/2020/06/texture-use-008.png)
テクスチャのレイヤーを選択
▼[レイヤー]パレット左上にある「通常」と書かれたボタンをクリック

「合勢モード」のボタンをクリックする
ここでクリスタのレイヤー合成モードが変更できます。
(※合成モードに関しての解説はむっちゃ奥が深いので、今回は省略します。)
▼「オーバーレイ」を選択します。

「オーバーレイ」を選択する
これでテクスチャの色は馴染みましたね。

テクスチャの色が絵に馴染む
1-5.レイヤーの「不透明度」を変更する
このままだとまだ色が濃いので、「不透明度」を調整していきます。
▼[レイヤー]パレットで「画用紙」テクスチャのレイヤーを選択
テクスチャのレイヤーを選択する
▼さっきの「合成モード」の右側にある「不透明度」を「60」に設定

不透明度を今回は「60」に変更
これでテクスチャが絵に馴染みました★

テクスチャが絵に馴染む

ほんとに画用紙に描いたみたいになった!!
他にも色々変えれるんでしょ? これ面白いね♪

今回は
・「テクスチャ:画用紙」
・「合成モード:オーバーレイ」
・「不透明度:60」
に設定しました。
設定は好みによるので。この通りじゃなくてOKです。
合成モードは「オーバーレイ」か「ソフトライト」を使えればいいかなと思います。

それぞれ異なる質感が適用される★
1.「画用紙:オーバーレイ:60」
2.「画用紙:ソフトライト:60」
3.「細目:オーバーレイ:60」
4.「インパスト:オーバーレイ:60」
5.「マーメイド:オーバーレイ:60」
6.「マーメイド:オーバーレイ:60」
わかりづらいですが、質感が少しずつ違います。
ぜひぜひ、自分で試してみてください★
色々試して自分だけの組み合わせを見つけてみましょう!
クリスタのテクスチャはサイズ変更や移動もできます。
【手順】
▼[操作]ツール→[オブジェクト]を選択

[操作]ツール→[オブジェクト]を選択する
▼画面上の四角を操作

テクスチャの拡大縮小/移動もできる
これでテクスチャのサイズを変更したり移動したり出来ます。
キャンバスサイズに応じて変更してみましょう。

テクスチャを拡大して適用もできる
クリスタでは手軽に質感を追加できるのが嬉しいですね。
これで基本的なテクスチャの使い方講座は終了です。
2.クリスタのテクスチャの使い方【応用編】
ここからは「クリスタでもっとテクスチャを使いこなしたいぜ」という人のための応用方法を解説していきます。
初心者さんは、「こんなこともできるんだ~」程度に見てもらえるといいかなと思います。
2-1.イラストの「一部にテクスチャを付ける」方法
クリスタの機能を応用すると、イラストの一部だけにテクスチャを付けることが出来ます。
いくつか方法はありますが、「クリッピングマスク」を使う簡単な方法を紹介します。
ざっくり説明すると「クリッピングマスク」は、下のレイヤーの色が付いている部分にだけ絵が描けるモードです。

「クリッピングマスク」は下のレイヤーの色付き部分にのみ絵が描ける様になる機能
このクリスタの便利機能を使って、今回はイラストの「キャラ」だけにテクスチャを適用していきます。

「クリッピングマスク」を使う時はテクスチャを適用したいレイヤーは分けておくと良いかんじ
今回は「背景」「キャラ」でレイヤーをフォルダ分けしました。
(※結果を見やすくするために背景色はさっきと変更してあります。)

テクスチャをキャンバスにドラッグ・アンド・ドロップする
▼「合成モード」「不透明度」を変更

「合成モード」と「不透明度」を変更する
ここまでは、『クリスタのテクスチャの使い方【基本編】』と同じです。

イラストの全体にテクスチャが適用がされている

ここから、イラストの一部にだけテクスチャを適用します。
▼[レイヤー]パレットで画用紙テクスチャを「キャラ」フォルダの上に移動

「クリッピングしたいレイヤーの上」にテクスチャのレイヤーを移動する
▼[レイヤー]パレットで画用紙テクスチャを選択

テクスチャのレイヤーを選択する
▼[レイヤー]パレット左上にある「下のレイヤーでクリッピング」のアイコンをクリック

「下のレイヤーでクリッピング」のアイコンをクリック
これでテクスチャがキャラにだけ適用されます。

キャラだけにテクスチャが適用される

2-2.テクスチャで服などのアイテムに「色や模様を付ける」方法
服などに色や模様を付ける方法は、『2-1.一部にテクスチャを付ける』方法の応用です。
さっきと同様に「クリッピングマスク」を使い、適用するテクスチャの種類を変えればOK。
レイヤー分けを更に細かくしてあげるだけです!
▼[素材]パレット→[カラーパターン]から「シンプルチェック_黄」を適用してみました。
![キャラの帽子にクリスタの[シンプルチェック_黃]のテクスチャを適用した画像](https://mocoartcook.com/wp/wp-content/uploads/2020/06/texture-use-035.png)
帽子だけに[素材]パレット→[カラーパターン]から[シンプルチェック_黃]を適用した例
一部だけ適用したい部分は、「ベタ塗り」しておくと綺麗にテクスチャが貼れます。

一部だけ適用したい部分は、「ベタ塗り」しておくと綺麗にテクスチャが貼れる
「合成モード」や「不透明度」を変更したり、下のレイヤーに加筆しても面白いので色々遊んでみましょう★
![キャラの帽子に[シンプルチェック_黃]のテクスチャが合成されている画像](https://mocoartcook.com/wp/wp-content/uploads/2020/06/texture-use-037.png)
「合成モード」や「不透明度」を変えたり、下のレイヤーに加筆しても面白いよ★
「CLIP STUDIO ASSETS」からも素材はダウンロードできるので、色々試してみるのがおすすめです。

まとめると使い方の基本は以下の3つです。
・[素材]パレットから「素材」をドラッグ・アンド・ドロップ
・[レイヤー]パレットで「合成モード」を変更
・[レイヤー]パレットで「不透明度」を変更
一番大事なのは気楽に色々試して遊んでみることです!!
楽しみながら最終的に面白い表現になればOkかなと思います★


ではではでは、今回はこの辺で!
また見てね~★
私も作品に質感を付けてみたい!!